1. 何を実現するためのサービスか?
AWS IAM IDプロバイダーは、GoogleやFacebookみたいな外部のIDプロバイダーを使って、AWSリソースにアクセスするための認証情報を管理するためのものだよ。これによって、セキュリティを保ちつつ、ログインプロセスを簡単にできるんだ。
2. 類似するサービスとの違い・比較
AWSには他にも認証サービスがあるけど、IAM IDプロバイダーは特に外部の認証情報を使ってAWSリソースにアクセスする点で便利。たとえば、AWS Cognitoはアプリのユーザー管理に特化しているし、AWS STSは一時的なアクセス許可を管理するためのものだよ。
サービス名 | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|
IAM IDプロバイダー | 外部IDプロバイダーを使用したAWSリソースへのアクセス管理 | - 外部の認証情報を使用してAWSリソースにアクセス - OIDCやSAMLをサポート |
AWS Cognito | アプリケーションのユーザー認証とユーザー管理 | - ユーザープールを通じてアプリ固有のユーザー認証を提供 - ソーシャルログインやユーザー管理機能が豊富 |
AWS STS | 一時的なセキュリティ認証情報の提供 | - 一時的なアクセスキーとセッショントークンを提供 - フェデレーションユーザーやアプリケーションに一時的なアクセス権を与える |
この表から、各サービスがどのような目的で使われ、どんな特徴があるかがわかるね。IAM IDプロバイダーは、特に企業が既存の認証システムをAWSに統合する際に役立つサービスだよ。
3. 利用方法
まずはAWSの管理コンソールから「IAMダッシュボード」に行って、「IDプロバイダー」を選んで、「新しいプロバイダーを追加」をクリックするんだ。ここで「OpenID Connect」か「SAML」を選んで、必要な情報を入力するよ。
4. 料金の例
このサービス自体には追加料金はかからないけど、IDプロバイダーを通じてアクセスされるAWSサービスの利用によって料金が発生することがあるよ。
5. 利用手順
1. IDプロバイダーの設定:
AWS管理コンソールで「IAMダッシュボード」を開いて、「IDプロバイダー」を選ぶ。 「新しいプロバイダーを追加」をクリックして、必要な情報を入力。
2. IAMロールの作成:
「ロール」セクションに移動して、「新しいロールを作成」。 トラストポリシーでIDプロバイダーを指定して、フェデレーションユーザーがこのロールを使えるように設定。 必要なアクセス権限を持つポリシーをロールに割り当てる。
3. ポリシーの割り当て:
ロールに適切なポリシーを割り当てて、フェデレーションユーザーが必要なAWSリソースにアクセスできるようにする。 これで、外部IDプロバイダーを使ってAWSリソースにアクセスする準備が整うよ。これを使えば、会社が既存の認証システムを活用して、AWSで安全にアクセス管理を行えるようになるんだ。